レストラン

IMG_0640.jpg 左の写真はイメージです。記事の内容とは関係ありません。

ドミニカにも、多くのレストランがあります。しかし、生き残るのは楽ではなさそうです。回転が早いというのかなんというのか。
ドミニカのレストランの料金
先進国に負けない(日本よりも高い)メニュー料金
日本の消費税も可愛く思える18%の消費税
サービス料10%
テーブルを立つ時に置くチップ

例えば、中規模なホテルの一階にある小さなオープンカフェのレストランでスパゲティー一皿とコーラ一本を頼んだとします。
メニューのスパゲティーの値段が300ペソ、コーラが80ペソで380ペソ。これに合計28%の税金がかかるので、487ペソ。レシートに記載されているサービス料の10%は、本来はウェイターのチップ代だそうで。でも殆どのオーナーはそのサービス料を自分の利益とします。だから私達客は、テーブルの上にチップを残さなければなりません。この10%は何なんだと、オーナーに問いたい気分になります。更に、性格があまりよくないオーナーだったりすると、客がテーブルの上に残して行ったチップの内の数パーセントまで自分の利益にする人が。
政府が時々レストランのオーナーに、10%のサービス料はきちんと従業員に払うようにと勧告するらしいけど口だけだと聞きました。ドミニカでの生活も長くなると、いろいろな職業の人と知り合いになったりします。聞かなきゃよかったと思うこともよくあります。政治家にお金。貧乏な人はいつまでも貧乏、商売で成功した人は日本よりお金持ちになれる国。

余談ですが、客が残していったチップの半分以上をこっそり自分の利益にしていた、昔、地球の歩き方にも載っていた有名レストランですが潰れました。悪いことはしちゃいけないですねー。

合計の487ペソに、チップがプラスされます。小さなレストランでも50ペソ~100ペソのチップを置きます。チップの額にもよりますが、合計すると500ペソから580ペソになります。今のレートだと、1450円~1.650円位です。
スパゲティー一皿でこんな感じです。がっつりステーキや魚介類を食べると、一人で5千円は軽く超えます。最初はよく、ここどこ?と思いました。

何件かの有名レストランで働いていた人から実際に聞いた話しです。辞めた後だったり辞めさせられた後だから、何でも話してくれます。
食材の使い回し、中国人がやっているレストランに多発してます。客が食べ残した白ご飯を、チャーハンにして他の客に出します。何件かのチャイナレストランで働いた経験があるドミニカ人が教えてくれました。その人が働いた店すべて、同じことをしていたそうです。これ以上書きませんが、あんなものもこんなものも使いまわすそうで。それを聞いて以来、怖くてチャイナ系の飲食店には行けません(´Д⊂

食事とは全く関係ないけど、聞いて驚くのがレストランで働いている人たちのお給料。先進国よりも値段が高いのに、従業員の給料は毎月客が置いていったチップを含めて2万~3万円。
ドミニカで何かの経営者になると、先進国で経営者になるよりも儲かるとアメリカ人の友人が言ってました。売っている物の値段が日本と同じかちょっと高いのに、従業員の給料は日本の10分の1前後。交通費も保証も、従業員には払う人は少ないようです。あまり内情を知ると、従業員の方がかわいそうになってきて食事をするのも気が引けてしまいます。

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この料理は、ドミニカでも最大な高級リゾート地カサ・デ・カンポ内にあるレストランでの昼食。盛り付けもとても美しく素敵なレストランだったけど、従業員の人はスズメの涙のような給料で働いているんだな~と思ったら、美味しくも食べられなくなりました (´;ω;`)ウッ…