電気

ドミニカと言えば停電、停電と言えばドミニカ。とにかく停電が多く、電力が不安定な国。基本料金はとても安いんだけど、基本料金日割りで返せ!みたいな感情も時々湧いてくるほどドミニカの電気、なんか腹が立ちます。にっくきEDEESTEという殿様商売の電力会社がのさばってます。日本で例えたら、東電?やり方がすごい汚い。日本では絶対にあり得ない、汚い手をあれやこれやと使ってくれます。電気代の不正請求なんて当たり前で、メーター改ざんもしょっちゅうやってくれる。私と近所のドミニカ人たち、何度これでEDEESTEのオフィスまで行き時間を無駄にしたことか。ドミニカでは、電気会社とは日々戦いです。
これは自分の場合だけど、クーラーを使わない時は、毎月1000ペソ前後。それがある日突然、34.000ペソの請求が来ました。
請求書には毎月の電力使用量が棒グラフになって1年間分載っています。日本に長期帰る場合など、電気を殆ど使わない月が発生。そこで、電気を使っていない=盗電しているとみなされてしまうなんてよくあること。そして34.000ペソの高額請求書を、玄関のドアの下に投げ入れられます。もちろん使った覚えがないので、その請求書を持って抗議。待合では、自分はこれだけの不正請求が来たと自慢大会によくなります。この前一緒になった不正請求に怒っていたドミニカんのおじさん、実際には大きなエアコン三台分は盗電していると自慢しておられました。バレてないはずだから、不正請求に堂々と怒ってて、おいおいと思ったんだけどそこがドミニカ。

電気の使われ方がオカシイと勝手に判断され、盗んでいたと想定される電気代プラスペナルティーの額が請求書としてきます。日本に帰っていたと説明しても、こっちには関係ないと冷たくあしらわれたりもしたっけな。とにかくオフィスのボス的立場の人は、態度がとても傲慢。嫌なら日本に帰れ、住んでくれと頼んだ覚えはないなど暴言をはかれて凹んだこともありましたかね。

しつこく言うと、じゃあこれくらい払え、許してやると適当な金額を提示してきます。本当にいい加減。それも拒否すると、キャンセル手続きというものを渋々とやっとしてくれます。これがまた長いんです。何度かオフィスに出向き、事情を説明したり本当に時間の無駄です。この段階で解決しない場合は、プロトコンという更なる場所が用意されています。そこに頼んで、電力会社とのやりとりの間に入ってもらいます。電気会社とのトラブル解決用の仕事があるほど、ドミニカの電気会社のやりかたは酷いです。
ドミニカんによると、電力会社もどこかで誰かに盗電されているのを知っているので、盗電された分を他の誰からでもいいから補おうという考えらしいです。近所の方の話しでは、電力会社に頼まれた人が、早朝や深夜にハシゴを持ってやってきてメーターに細工をして早く回るようにして請求書の額を上げる方法もあるそうで。

電気代の基本料金は、100キロワットまでは一月38ペソ、100キロワットを超えると一月138ペソ
200キロワットまでの使用で1キロワット4.5ペソ、300キロワットまでの使用で1キロワットが7ペソ

うちは盗電していないから、不正な請求をしないでほしいと張り紙を作ってメーターボックスに貼っていたら、すぐに剥がされてしまいました。
 観光で来るには問題ないかと思われますが、住むとなったら日々戦いのドミニカ!

これも日本だと通用しないと思うけど、ドミニカでは当たり前にあること。電気代の支払日ギリギリに、電気会社のオフィスではなく銀行等の他の場所で払うと、支払い確認が遅れることがあり、電気を止めにやって来られます。期日より前に払った領収書を見せても、オフィスに相談に行けと言われて止められました。期日より前に払った領収書を持ち、電気が止められたことをオフィスに電話するか、直接行かなければならないです。早い時には当日に電気の開通工事に来てくれますが、しっかり翌月には開通料金300ペソを請求されてしまいます。期日より前に払っていても、電気会社の手違いで電気を止められたとしても、開通という作業をしてもらったら開通費用は客持ち。日本人だと納得いかないかもしれないけど、これがドミニカ。ドミニカでは電気代はギリギリに払わないよう務めるか、ギリギリな場合は銀行等ではなく、電気会社のオフィスで払うことをおすすめ。しかし、住む人いるのかねー。日本人少ないよ~。

余談

ドミニカで盗電はまるで、当たり前?のように行われてます。地域によって、停電に不向きな場所もあるけどね。私が以前住んでいた高級住宅地と言われる地域では、多分盗電は難しいっぽい。特にアパートに住んでいる場合は、盗電は不可能かと。
私は今とても庶民的な地域に住んでいて、いかにもドミニカんな生活をしていると感じ、生き生きしてきます。
私が住んでいる所で盗電は当然で、
これは全部仲良くなったご近所のドミニカんに実際に聞いたり見た話しであって、決して自分は盗電なんてしてないです。いや、まじで本当に。

これ、近所の仲いいドミニカンに聞いた事。

盗電する場合はすべての電気を盗まない これはとても大切なこと

例えばどのように盗電するかと言えば、電気代がそんなにかからない電球や扇風機にミニ冷蔵庫等は、電力会社のメーターを通しているコンセント、電力を食う大型冷蔵庫にクーラーなどは、別途家の中に設けた盗電用のコンセントにつなぎます。毎月の使用量が同じようになるよう、気をつける。これ、とても重要らしい。クーラーなどはウィンドータイプの小さいやつで、外から見てもわからないように細工。ベランダにあるなら、外から見えないように板を置く等して隠します。
定期的に屋根にハシゴをのせた電気会社のバンがやってきて、盗電をチェックしてます。見つかった場合、盗電に使われていたケーブルを没収されたり、切断されたりします。没収されたケーブルは、電気会社の人が転売してお小遣いに。切られた場合はどうするのかを見てたら、数時間後にすぐに近所の人たちが協力して繋ぎ直していました。
イタチごっこですね
 おまえのとこも引いてやると言われますが、今のとこまだお断りしてます。
本当です。